「龍山中学校瀬尻教室」周辺

「龍山中学校瀬尻教室」周辺

この写真は、秋葉ダム建設により水没する前の「龍山中学校瀬尻教室」周辺です。

天竜川が大きく蛇行し、川幅がいちばん広い場所を利用して学校の敷地を造成し、昭和24年3月に、木造平屋建て・杉皮葺きの校舎が青谷の地に完成しました。

ここは、昭和31年に河内沢へ新校舎が完成するまで使われました。当時この校舎で学んだ人たちは、現在もご健在の方が多いのではと思います。

運動場は河川敷を使用し、山間地の学校としては広さがありましたが、天竜川の増水時には運動場はたびたび水びたしとなり、復旧作業には苦労したそうです。

昭和20年~30年代は、木材需要の高まり、峰之沢鉱山の活況、秋葉ダムの建設など旧龍山村は激動の時期でもありました。

 

【 龍山森林文化会館だより H29年11月号より 】